見やすい印刷物を作るには

印刷物をデザインするなど、DTP基礎知識を紹介します。

印刷物作成にはどのソフトがおすすめなのか?(初心者向け)

印刷物のデザインやレイアウトは初心者の場合、敷居が高く、とても難しく感じてしまうかもしれません。

 

最近ではフリーソフトや無料の素材、スマートフォンのアプリを活用すれば、それなりに作成できるかもしれません。(デザインセンスにより仕上がりの差は出ます。)

 

 

MicrosoftのWordやExcelは有名で、割と利用経験のある方は多いはずだと思います。

家庭用のプリンタで印刷する場合はWordやPower pointが向いています。

 

「ファイル」→「新規作成」→「Office.com テンプレート」を表示させると

たくさんの添付レートが表示されます。

 

テンプレートの中には文字を打ち直すだけで完成するテンプレートもありますし、

画像の差し替えやカスタマイズも可能です。

 

テンプレートは「FAX送付状」「イベント」「カード」「クリスマス」「はがき」「ポスター」「レター」「招待状」「チラシ」「カレンダー」「パンフレット/カタログ」「ラベル」など

色々なジャンルやサイズで準備されています。

 

一から作成するよりも、より簡単に体裁よく作ることが出来ますので、

デザイン力に自信がない方はテンプレートを使用するのが良いかもしれません。

印刷に適した画像データについて

デジカメが普及し素人でもきれいな画像が撮影できるようになりました。

多少きれいに撮影できなくても、デジカメや編集ソフトで加工することができます。

 

大げさに言うと化粧品メーカーの広告でよくある女性の顔のアップ写真。

モデルさんですので、もともときれいな顔立ちだと思いますが、

シミやシワが全くないので、恐らく(絶対)加工していますよね。

 

上記のように加工するのは大変難しいと思いますので、

画像をきれいに印刷するための基礎知識を紹介したいと思います。

 

■解像度

いろいろな印刷サイトで調べたところ、

解像度300dpi350dpiを推奨している所が多いようです。

 

ちなみにホームページで使用されている画像は72dpiです。

モニターでみるときれいに見えるかもしれませんが、

印刷すると荒く印刷されます。

 

 

■カラーモード

CMYKモード推奨が多いようです。

 

デジカメで撮影した画像はRGBモードになっているのがほとんどです。

デジカメプリント専門店の場合はRGBモードのままでも印刷できる店もあります。

 

RGBはデジカメやモニタ表示用のカラーモード

 CMYKは印刷用のカラーモード

 

印刷会社(印刷機)によりカラーモードが異なるようですので、

印刷会社に依頼する際確認してください。

レイアウト・文字について

文字は一般的に、

・文字の大きさ8ポイント以上

・行間150%(行間の空白が文字サイズの半分)

・書体はゴシック体

が見やすいようです。

※紙の大きさや使用用途により異なります。

 

文字の大きさについては、高齢者に向けた読み物の場合ですと

大きめに設定した方が読みやすくなります。

 

また文字しかないレイアウトの場合は文字が多すぎるため、

読んでみようという気持ちがあまり起こりません。

 

次に文章はすべての人が文章すべて読むとは限りませんし、

わかりにくい言葉づかい・専門用語は伝わりにくくなります。

正しく伝える工夫が必要になります。

 

 

・見出し、本文にメリハリつける

・一番伝えたい事・目的を明確にする

・文字に色をつける

・写真やイラストを配置する

・数値を表現する時は表、グラフを使用する

・難しい用語は使用しない

・その他

チャートやリストを使用する

 

等工夫をすれは読みやすくなります。

 

最後にもう1つ。

視覚障がい者への配慮も必要です。

健常者は普通に見えていても、障がい者にとっては

識別が困難な場合があります。